悪法もまた法なり・・・なのだが。

どうも。
deadfishです。

おかげさまで2、3日、自分の中で猛威をふるっていた風邪も(恐ろしくタチの悪い風邪を人にうつすという非科学的な方法で)治りました。

明日は朝っぱらから海です。
泳いできます。
午後はお休みです。ハッピーな日になりそうです。
みんなでハッピーになろう!(意味不明)


さて。

ちょっと真面目な話(といってもここでの話は愚痴に終わると思います)です。
いつもの身勝手で陽気なdeadfishだけに触れたいという方はお引き取りを。
拙い頭で恐縮千万、真面目なdeadfishの文章も読みたいという方はおつき合いを。

ニュース(といってもフジとTBSだと思いますが)をご覧の方はご存じかと思います。
今日、国会で「障害者自立支援法案」というものが可決されましたね。
毎度毎度、法律というものは名前だけは格好良いものです。
しばしば「政治は腐敗している」などの口語文を耳にしますが、いつもは僕も
「政治なんて始めから腐敗して今に至る。何も変わらないしこれからも変わらないでしょ」
、と軽くいなすのですが今回ばかりは本当にその「腐敗ぶり」に嫌気がさしました。

格好良い名前だけのこの法律。
ご存じない方の為に内容を記しますと、
「建前」
この法律は、他の障害者及び障害児の福祉に関する法律と相まって、障害者及び障害児がその有する能力及び適性に応じ、自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう、必要な障害福祉サービスに係る給付その他の支援を行い、もって障害者及び障害児の福祉の増進を図るとともに、障害の有無にかかわらず国民が相互に人格と個性を尊重し安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与することを目的とすること

だ、そうです。
いきなり何を狂ったことを言っているのか・・・。

障害者及び障害児がその有する能力に応じて、自立した日常生活又は社会生活を営むことが出来るよう・・・

そりゃあ良いように解釈しますと。
「障害を持つ方々はそれぞれ出来ることを国がサポートしますよ」
って感じになると思うんですが。

ただ。地域医学の最近の常識として「ノーマライゼーション」ってもんがあるんですがねぇ・・・。
つまりどんな障害を持っている人々でもあらゆる人とあらゆる場所で普通に同様な人生を送れるよう・・・って理念です。
国がまず差別してどうするの(怒)


まあこんなものは揚げ足取りですね。
他にも
都道府県は、自立支援給付等が適正かつ円滑に行われるよう、市町村に対する必要な助言、情報の提供その他の援助・・・
などなどあります。
つまり都道府県の保健課から横槍入れられたらどんな良いものでも出来ないって事でしょ。
全く・・・・これ以外にもつっこむ所がたくさんあるんだから。

他にもあるのでご参考としてこちらに。
http://www.j-il.jp/jil.files/daikoudou/siryou/ronten.html


極めつけは支援費の負担と給付の関係です。
いろいろ説明が複雑なので僕も少しよく解らないところがあります!
ので!細かい説明は省きます!
要は!
所得額に関係なく、使用した障害者支援サービスのうち1割は確実に払って戴きますよ!という事。
どれだけ酷いかお判りでしょうか。
これは世帯で考えるならまだしも独居の方はとても支払いが困難になってくる、ということを示しています。
独居の障害者のかたでお仕事なさっている方は殆どいません。
お金のないところからお金を取ってどうするのか。
しかも辛い現実ですが障害を負っている方の約9割が低所得者です。
ですから皆さん、「支援費」という支給も受けています。
支給しているような状況で、まるでそれを回収するかのような法案を作ってしまったわけです。
しかもこの法律も対象の疾病や障害の等級を設定しており、それ以外の難病者や障害者には該当されません。


いつから自民・公明は頭の悪い順に党内のポストを決めてるんだ?
しかもこの法案にかけた審議時間がたった40時間?
2日も無いって事だよね。
議論するのが仕事なんだからもっと働けよ!!
医療・福祉と税制関連の法案作成、審議には時間をかけすぎることなんかありません。
消費税実施当時も子供心ながらに「馬鹿じゃないのか?」って思っていましたが、これはもっとです。


言い方は悪いところもありますが、政治家連中には自分が働けなくなった障害者になったつもりでどうすればより良い人生を送れるかという事を考えながら真摯に向き合って欲しいですね。
こんな悪法、近所の悪いヤクザぐらいしか考えつかないと思ってましたが。

こんな所ですね。
あとは政治家が自分たちの愚かさに一刻も早く気付くことを切に願うばかりです。
まあ看護畑出身の南野智恵子さんを法務大臣にする時点で小泉内閣は本人含めて阿呆だとは思っていましたが。



さて。
最後に、全く関係ない話ですが。
フリーで活躍しておられ、一昨日に急逝した橋本真也さんに心からのご冥福を申し上げます。
試合(直接の観戦)は一回しかなかったのですがダイナミックなファイトとエンターテインメントプロレスを追い続けた姿勢に深く感動したものです。
これで「強い」と言われていた頃のプロレスは滅したといっていいでしょうか。
惜しい人を亡くしました。


今回はこれで失礼します。
それでは